今月のはじめ、大恩人である毛利臣男氏が亡くなられたと知り合いから連絡をもらった。
スーパー歌舞伎の衣装を手がけたデザイナーでもあり、パフォーマンスの演出、出演、空間デザインなど多岐にわたり活躍した素晴らしいアーティストである。
知り合ったきっかけは長くなるので割愛するが、毛利さんが教えていた京都造形芸術大学の授業プログラムでの、生徒たちとの舞台創作活動のゲストで数回、声をかけて頂いた。
毛利さんの世界観、舞台の緊張感や一緒に創り上げていく工程は今でも記憶に残っている。
京都にいる間、夕食を一緒にするのだが俺なんかに気をつかって、
『もっと食べないと僕みたいになれないよ!』
っと自虐ネタのジョークで場をなごませたり(推測 身長180㎝ 体重100㎏ぐらい)
ちょと咳をすると
『風邪? ホテルへ帰ったらお茶でうがいするといいよ』
とか、とにかくやさしくて面白い母のようだった。
お酒を吞みながら楽しい話からためになる話までたくさん たくさん たくさんしてくれた。
情熱的でエネルギッシュな人だった。
会話の中で、
『須貝君はいつも上から目線だね~』
っと冗談まじりに笑いながら話す、毛利さんの優しい笑顔が今でもはっきりと眼に焼き付いている。
合掌
